起業時における個人と法人の選択Part1(吉澤寿朗)

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皆さんは起業するに当たり、個人として事業を行うこと又は法人化して事業を行うことのどちらを選択するでしょうか?「法人化するには手続きが複雑そうなので個人かな…。」、「起業するなら法人化することは当然だよ!」等々色々な考え方があると思います。

下図で個人と法人の主な相違点をまとめてみました。

 
個人
法人
手続き
登記が不要
登記が必要(登記費用が発生)
信頼度
低い
高い
資金管理
事業上の資金を明確にすることが難しい
(生活費と混同し易い)
法人の資金として明確に区分することができる
節税策
少ない
多い(法人を利用した様々な対策が考えられる)
税務書類
少ない
多い(最低でも10枚以上は必要)
税率
超過累進税率
(所得が増えると税率が高くなっていく)
比例税率
(所得に関係なく一定の税率)
住民税
事業を行うことにより均等割が増える
ことはない
黒字、赤字に関わらず毎年70,000円(藤沢市の
場合)の均等割が発生する

会社法の施行により最低資本金制度が廃止され、現在は資本金1円で会社を設立することも可能です。より手軽に会社を設立しやすくなるよう法体系が整えられています。

しかし、このような会社は果たして法人化することのメリットを享受していると言えるでしょうか?
(続く)


吉澤寿朗税理士

吉澤寿朗(税理士)
税理士法人吉澤会計事務所 代表社員
東京地方税理士会藤沢支部所属。湘南藤沢にて30年以上のキャリアを誇る税理士事務所。節税対策はもちろん各企業の成長ステージにあわせた的確な助言を行う良きアドバイザーとして地域企業の経営改善に取り組む。また、起業支援も積極的に行い藤沢商工会議所主催創業スタートアップセミナー講師としても活躍中!